ネコと魚の間には

不器用人間がまっすぐに生きるために日常の出来事に考えを巡らせるブログ

心の構造

視覚は状況判断に的確な情報を与える。その情報でどのように判断するか、社会とつながるかは個人の価値観であるが、容姿や身体の状態で社会的な疎外感・不安を持つ人は少ないないと思う。僕は容姿でからかわれるのは昔から日常のことであるけど、この年齢になり言われた時は愛想笑いでいれるようになっても、未だに心は温度が下がり、人との距離感が無限に広くなるような感覚になる。でも、やせたねと心配してくれる人もいるように、それが全てではないことを知り、その言動で立ち止まることはなくなった。

 

心のケアは今の日本の医療体制やインフラのように充分に整備されているわけではない。学校のいじめは絶えないし、激務を美徳とする労働、終末医療など様々な場面で、もし弱い自分を認め、支えてくれる人がそばにいれば結果が違ったかもしれないと思うのだ。自分の周りに、かけがえのない存在がきっといる。人を想い合うことが当たり前になればいいのに。僕ももっと心の構造を理解すれば何かできることが見つかるかもしれない。

 

人の心は、大人になっても成長する部分でもある。自分と向き合い続けることが生きる姿勢の基本であり、その姿勢は相手を想う優しさになる。今更ながら「アルジャーノンに花束をダニエル・キイス著)」を読んだ。この小説の主人公は優しさとは何かを教えてくれる。