ネコと魚の間には

不器用人間がまっすぐに生きるために日常の出来事に考えを巡らせるブログ

いつか去るその日まで

 

死を日頃から意識している、または死ぬことを前提に生きている人間は少ないだろう(死にたいと言っていても、心の底は違う人が多いと思うので)。いつか死ぬことを理解してもパニックにならないよう、精神構造として死を意識しないようになっているらしい。

だが死は身近なものだ。僕のいる小さな部屋の外では、今日も交通事故も多発、病気で死ぬ人、自殺、海の向こうでは戦争、飢餓。それなのに自分はまだ明日も明後日も生きているんだろうと信じ切っている自分がいる。ただ家族が病気になり、当たり前にいる一人の人間の存在が欠けるかもしれないと知ってから、ようやく生きることの素晴らしさ(感謝すること)を学んでいるように思う。

一期一会。人との出会いも、次の日の朝がやってくることも、ただありのままを大切する。そう考えると、人間関係やキャリアとかの自分が思うカタチと現実のカタチの差に対する自分の悩みが小さく思えるようになった。今日もおいしいご飯を食べて、友達に連絡をとって、ひたむきに働いて、趣味の時間を作って楽しく過ごそう。

 

この人の作品は大事に読み深めたい。「デッドエンドの思い出(よしもとばなな著)」。

 

 

デッドエンドの思い出 (文春文庫)

デッドエンドの思い出 (文春文庫)